メディアの手帖

このブログは、メルマガ「IDOL TODAY」の編集者である畑中 智晴が、日々のメディアの動きや最近のNEWSなどを取り上げ、コメントするブログです。 (但し、毎日更新とは限りませんので悪しからず)

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亀田の世界戦中継とTBS

前記事に続き、8月2日に横浜アリーナで行われたWBA世界ライトフライ級王座決定戦「同級1位ファン・ランダエタvs同級2位亀田興毅」の関連記事を続ける。今回は試合を中継したTBSの放映体制に関して見ていこう。

まず、事前にスポーツ紙の記事で担当プロデューサーが「初めてのゴールデンでの生中継という事もあって、亀田家を知らない人も多いと思うので、どんな人なのかを紹介するVTRを用意している」と述べていたとはいえ、144分という時間枠は取りすぎのイメージが強いといわざるを得ない。そこまで取るのであれば、前半の1時間は独立した事前番組として放送し、続いて生中継という具合にすべきであった(実際の番組も2部構成だったそうだが)。
それから実際の試合開始に関してだが、筆者自身リアルタイムでも見ていたが予定では20:50ごろだったのが実際は20:57であった。おかげで12R終了後亀田の勝利が確定した時点で放送終了が迫っており、勝利者インタビューの時間があまり取れなかったという事態にもなった。これももう5~10分早める事が出来ればもう少しインタビューや試合回顧の時間が取れたであろう。
またこの試合はTBSラジオでも20:50から実況生中継されたのだが、わざわざ東京ドームで行われている伝統の「巨人vs阪神戦」の中継を打ち切ってまで中継を行う必要が果たしてあったのだろうか?実際に自社調査(都内のガソリンスタンドでの調査)によれば聴取率は3分の1以上だったそうだが、何故描写が難しいとされるボクシングの中継をラジオで行ったのか?甚だ疑問を禁じえないのである。
結局TV視聴率(VR関東地区調べ)は、亀田の生い立ちから試合直前までを紹介した前半(19:30~20:25)が22.4%、試合の生中継である後半(20:25~21:54)が42.4%(これは1978年5月7日にTBSが放送した「WBA世界Jフライ級タイトルマッチ 具志堅用高vsハイメ・リオス」の43.2%に続いて歴代2位)、そして瞬間最高が判定の出た21:47~21:48にマークした52.9%という結果となった。裏の「トリビアの泉」(フジテレビ)が6.4%、「P.S羅生門」(テレビ朝日)が6.2%と軒並み1ケタ後半だった事からも試合の関心の高さが伺える。またラウンド間のCMの入れ方(1分のインターバルの間に30秒のCM枠)はもともと世界戦の生中継においては標準的な手法ではあるが、あまりにも久し振りの事だった事もあって、スポンサーにとってはCMを見てもらえるいいやり方という認識が新たに付いたともいえよう。
ともあれ、今回の中継に関しては試合の結果はともかくとして番組的には一定の成果を収める事が出来た。とはいえ年末にも予想される次戦は更に厳しい状況の中で迎えざるを得ない状況である事は間違いないだろう。果たして今回の教訓からTBSはどんな手法をとるか?今から注目である。

補足:JBC(日本ボクシングコミッション:日本におけるプロボクシングの統括団体)が今回の事態を期に、世界戦の採点基準をファンに広報していく方針を示した事は、ある意味遅きに失する感が否めない。安河内剛事務局長曰く「疑惑と言われている大きな理由に、採点基準がよく知られていないことが挙げられる。これをいいチャンスだと思って広めていきたい」として、今後JBCのホームページや試合会場で配布するパンフレットなどに採点法を掲載する方針だそうであるが、はっきり言って事態が起こってからでは「遅すぎる」のである。こうした事をもっと早くに出来ないものかと考えると、「この国」のスポーツ団体は「ファンのため」になる事を何らしていないという印象を拭いきれないのである。
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テーマ:亀田興毅 - ジャンル:スポーツ

コメント

TBありがとうございました

 餌をまき、無理やりブルドーザーで興味をかき集めるようにして人気話題を作ったTBSには結果として「いい薬」…になったかと思いきや、亀田家は依然として拒否していると言う「大晦日興行」をあきらめないTBS…みたいな報道もありますね。

 これ以上傷に塩をすり込むような「失態」を重ねて「屈辱」をボクシング界に押し付けられてはたまらん!!!

 …って気持ちは強いですね。

 まじめな世界王者、長谷川穂積は日テレですが、まじめな中継さゆえに?視聴率は伸びず…(とはいえ、なぜか「もこみち」がリングサイドにいたりする)、名城は関西ローカル、越本なんか戴冠も陥落知らない方がたくさんいるんじゃないでしょうか?イーグルはあんなに強いのに人気はボクシングマニアばかり…で、新井田豊…はV5になると言うのにずーっと地味なまま(これ、選手のスタイルにもよる部分大きいですが…)。

 マスコミだけの問題ではなく、純然たるボクシングファンとしては王者がこれだけ豊穣な時代になぜ人気がないのかわからない部分正直あります。

 …で、TBSの極悪非道なやり方…(金銭絶対主義、暗黒主義)がボクシング界をさらに「奈落」へと突き落とそうとしているようで恐怖すら感じている今日この頃であります。

 まだ、間に合う… はずなのですが、懲りてないように見えますね。

 

  • 2006/08/07(月) 00:05:51 |
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  • higege91 #-
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